日本はお盆の真っ最中、家族や友人と久しぶりの時間を過ごされている方が多いのではと思います。サックスプレイヤーも情報交換を通じて、有名プレイヤーや仲間が使うマウスピースが気になるところだと思います。マウスピースは自身の欲しい音色に一番影響するものだと思います。ここではマウスピースの基礎について解説します。
1. マウスピースの各部の名称
サックスのマウスピースについて、基本構造について説明します。
マウスピース先端とリードとの開きのこと。開きが狭いと大きな音が出しづらいため、硬めのリードを必要とします。他方、開きが広いと大きな音は出ますが、音程などコントロールが難しく、大量の息が必要となります。
ミディアム、ロング、ショートに分かれ、音色は、ショートはブライトな、ロングはダークになる傾向があります。
狭いレールは音にニュアンスを付けやすく、音の立ち上がりも速い反面、リードミスが起こりやすいです。広いレールは音のボリュームが出しづらく、リードミスは起こりにくいです。
ミディアム、スモール、ラージなどのサイズがあり、音量や音色に影響を与えます。形状も異なり、ラウンド、スクエア、馬蹄型などがあります。
ティップオープニングからチェンバーまでの面を指します。形状によって音色が変わります。ハイバッフルは力強く明るい音、ローバッフルは柔らかく温かみのある音が得られます。
ハードラバー(エボナイト)とメタル(真鍮・銅・合金)の大きく2種類があります。ハードラバーはクラシックからジャズ、ポップスまで幅広く使われており、ダークからブライドな音色まで柔軟性があります。メタルはシャープでボリュームも大きく、エッジの効いた音色を求めるプレイヤーに人気です。
まとめ
サックスのマウスピースは、楽器メーカーの付属品でも初心者には安心して利用できますが、自分の音色を意識してくるようになると、重要なアイテムです。お値段もそれなりにしますので、ブログや先輩、お店の方の情報も参考にし必ず所有の楽器とリードを持参し、試奏して選びましょう。