ヤマハサックス62シリーズは、ヤマハのサクソフォンラインナップの中で非常に重要な位置を占めています。1978年の発売以来、40年以上もの間、愛され続けているこのシリーズは、クラシックやジャズなど幅広いジャンルに対応するオールマイティな楽器です。価格も同一格のセルマーやヤナギサワよりも低価格であり、コスパも最高です。
1,歴史と進化
ヤマハ62シリーズは、1978年に初代モデルが発売されて以来、数々の改良を重ねてきました。初代モデルは、ユージン・ルソー氏の監修のもと開発され、世界中のプレイヤーから高い評価を受けました。その後も、時代のニーズに合わせて改良が加えられ、現在では第4世代モデルに至っています。
2,特徴と評価
62シリーズは、音質の良さと操作性の高さが特徴です。特に、ピッチの安定性やレスポンスの良さが多くのプレイや^に評価されており、初心者からプロフェッショナルまで幅広い層に支持されています。また、手彫りの彫刻や高級感のあるデザインは、上位グレードのような仕上がりも魅力の一つです。
3,位置づけ
ヤマハ62シリーズは、ヤマハのサクソフォンの中で「スタンダードモデル」として位置づけられています。これは、ヤマハ62が初心者から上級者まで幅広い層に対応できるバランスの取れたカバーレッジの広さが特徴です。また、「カスタム」シリーズ(プロフェッショナルモデル)に次ぐプロユースとしても位置づけられており、オーケストラやコンボなど演奏シーンや、クラシックからジャズ、ポップスなどジャンルを問わず多くのプレイヤーに愛用されています。
ヤマハ62シリーズは、その信頼性と卓越した品質により、世界中のプレイヤーから愛され続けている伝統的なモデルです。初心者にはヤマハの480などコストが安いビギナーモデルもありですが、個人的にはYAS-62,YTS-62なら吹き込めば吹き込むほどに、倍音や深みが出てきます。また、YSS-62Rの初期モデルはビンテージ同等の値打ちがあり、世界中で探している方が多い名器の一つです。初心者で迷ったら、62「ロク・ニー」にしておくですね。