【2024夏休み企画vol.1】サックスのリードの比較

猛暑の8月、高温多湿はサックスやりードにも過酷な条件です。できる限り涼しい、湿度の少ない場所で保管するなど気遣いが大切ですね。さて、サックスを上手く、思い通りの音を出すには、リードの良しあしがポイントです。ここでは再度、リードの機能と比較について説明しますので初心者の皆さんを中心に、参考にしてください。

目次

1. リードの材質

リードの材質には、大きく分けて「ケーンリード」と「合成リード」の2種類があります。

ケーンリード

ケーンリードは、葦(アランドン)という植物の茎から作られています。自然素材なので、個体差がありますが、音色が豊かで暖かいのが特徴です。しかし、湿度や温度の変化に敏感で、先端が割れやすいというデメリットもあります。ケーンリードは、クラシック音楽やジャズなど、幅広いジャンルで使われています。

合成リード

合成リードは、プラスチックやカーボンファイバーなどの合成素材で作られています。耐久性が高く、湿度や温度の変化に強いのが特徴です。また、ケーンリードに比べて長持ちするため、コストパフォーマンスも良いです。ただし、音色が少し硬く感じることがあります。合成リードは、ポップスやロックなどのジャンルでよく使われます。ホーンセクションなど複数で合奏する場合は音量が強く、音色に角が立ちすぎるので吹奏者が周りとのバランスを気にして吹き方を調整することがマストです。

2. リードの硬さ

リードには、硬さによる差があります。硬さは、数字で表され、一般的には1から5までの番手の範囲です。数字が小さいほど柔らかく、数字が大きいほど硬くなります。初心者には柔らかいのがおススメしますが、中級者でも、低い番手を敢えて使う方もいますので、自分の演奏スタイルや楽器の状態に加え、演奏場所、気候、自身の体調に柔軟に対応できるよう、一定の硬さの範囲で複数種類のリードを備えておきましょう。

柔らかいリード(硬さ番手:1~2.5)

柔らかいリードは、初心者におすすめです。吹きやすく、音が出しやすいので、最初のうちは柔らかいリードを使って練習すると良いでしょう。ただし、音が少し薄く、近くで鳴る感じに思うことがあります。

硬いリード(硬さ番手:3~5)

硬いリードは、中級・上級者向けです。音がしっかりと出るので、表現力が豊かになります。しかし、吹くのに息の勢い、口周りの締り度合いなど、吹奏力が必要なので、初心者には3番までにを上限にした方が良いかもしれません。

3. リードの選び方

リードを選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてください。

いろいろ試してみる

自分のレベルに合った硬さを選ぶ:初心者は柔らかいリード、中級者以上は自分の好みに合わせて選びましょう。
音色の好みを考える:暖かい音色が好きならケーンリード、耐久性を重視するなら合成リードがおすすめです。
試してみる:リードは個体差があるので、いくつか試してみて、自分に合ったものを見つけることが大切です。

個人的には、ゴンザレス社のGonzalez Reeds Jazz “Local 627” Model ゴンザレス アルトサックスリード ローカル627 (2-1/2)が超おススメです。

Gonzalez Reeds – Clarinet, saxophone, oboe and bassoon reeds and cane

まとめ

サックスのリードは、音色や吹きやすさに大きな影響を与える重要なパーツです。ケーンリードと合成リードの違いや、リードの硬さについて理解し、自分に合ったリードを選ぶことで、より良い演奏ができるようになります。ぜひ、いろいろなリードを試して、自分にぴったりのリードを見つけてくださいね!


これで、サックスのリードについての基本的な知識が身についたと思います。楽しいサックスライフを過ごしてくださいね!🎷😊

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