サックス初心者の皆さんへ:サックスのコンディションのポイントその1

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ポイント1: 外観全体をよく見る<へこみ、修理跡>

音が出ればOKではなく、見た目の状態も音色に大きく影響します。音色の前にそもそも音が出ない、音程がくるっている場合もあり、楽器の音のためにも美しさを保つ以下の点に注意しましょう。

磨き

定期的に楽器を磨いて、輝きを保ちましょう。特に金属部分の錆びや汚れを防ぐことが重要です。

シルバープレート空気に触れ、くすみやすいので専用のクリーナーで清掃しましょう。

傷や凹み

大きな傷や凹みは音色に影響も出ます。エクボ程度であれば音色影響も無い場合も多いです。また、修理歴、修理跡(特にU字管の底に多くあり)がある場合は実際に吹いてみることで状態を確認しましょう。

ポイント2: 各キーアクションが可動するか確認する

画像のようにキーやアクションの汚れ、油切れ、バネの強さなどを確認し、調整します。

キーポストのスクリューねじの緩み

各キーとポストをつなぐ、スクリューネジが振動で緩んできます。キーのガタツキの原因の多くはスクリューの状態の悪化です。スクリューを外し、古い油分をとり、新たに注油したもので締め直しをします

※注意:スクリューは締めすぎるとキーアクションが悪くなりますので、ほどほどの締め具合を試行錯誤してください。

油の汚れかすを取る

キーの接続部、タンポの縁、ネックのコルクなど、古い油が誇りや汚れと交わって固着している場合は、湿ったクリーナーや揮発性のある(オイルライターの補充液)などで綺麗に清掃しましょう。

まとめ

サックスを大切に扱うことは良い演奏、良い音色の維持と楽器そもものへの愛着のためにも重要です。中古サックスはは前のプレイヤーが吹き込んでいることで音の抜けが新品に比べ完成していること、古いものは一点ずつ手作業、部品自体の原材料の粒度が粗いことで音の振動や反響、倍音など個体差が魅力で、憧れの音色と出会える可能性が高い楽器の一つだと思います。そのために、またいつか買取に出すの際に高額査定を得るためには、定期的なメンテナンス、オリジナル付属品の保持、美しい見た目の維持することが重要です。サックスは奥深い楽器です。初心者の方にわかりやすい解説を続けていきますね。

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